意外と知られていない、障がい者用駐車スペースどんな人が使えるのか問題。

こんにちは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。

 

 

コノキは先日、「おもいやり駐車スペース利用証」を貰って来ました。はい、これは障がい者専用駐車スペースに停める際に使う利用証ですね。

この「おもいやり駐車スペース利用証」ってどんな人が使えると思いますか?

車椅子を使う障がい者だけ?



コノキは正直に言うと、上記に書いたように「車椅子の人だけ」使えるスペースなんだと思っておりました。

 

 

しかし、自分が難病患者になり、車椅子使うレベルに歩けない訳ではない難病患者でも、このサービスが受けられることを知ったのです。



おもいやり駐車スペースとは?

障害や病気等により、外出時に配慮を要する方や、紫外線などを避ける必要がある方などのために設置した駐車場です。

 

 

この記事を書くにあたり、色々見ていましたら、こんな残念な質問をする方を見かけました。 

こちらの記事では質問者さんがスーパーに行っておもいやり駐車スペースに停めたところ、警備員さんに注意されたことで腹を立て、非常識かどうか問うものでした。


さらにコメント欄でも

点字や車イス用のトイレスペースなど福祉関連にお金をかけ過ぎだ。無駄なところを削って他に大事なことがある...など本当に信じられない言葉ばかり並べられています。


これはそれらを使う人間は外を出るな、トイレに行くなといったことでしょうか。


自分がそういう立場になった場合など、全く考えてない言葉ばかりですね。


本当に悲しくなりますね。


では、どんな人が使えるのか...

 

おもいやり駐車スペースはこんな人が利用可能です

障がい者
難病患者
要介護高齢者
妊産婦
傷病者

 

これ見て、どう思いますか?

意外と色んな人が使えますね。車椅子に限らず、体が不自由で杖付いて歩いている方、妊婦さん、怪我を負ってしまった方など移動が困難な方にとても便利な駐車スペースとなっています。

こちらの緑の利用証は、障がい者、難病患者、要介護高齢者が対象となっています。有効期限はありません。

 

※身体障がい者・知的障害者・精神障害者は等級によって該当しない方もいます。(詳しくは各都道府県HPで)難病患者は特定疾患(指定難病)受給者証、通知書、小児慢性特定疾病医療受給者証または一般特定疾患医療受給者証を所持している方が対象となっております。要介護高齢者は要介護1~5の方が該当します。


こちらのオレンジの利用証は、妊産婦、傷病者が対象となっています。有効期限があります。

 

※妊産婦は妊娠7ヶ月から産後1年の方が対象となります。傷病者は、医療機関を受診しており、歩行困難が認められる方が対象となります。

 

 

そして、これらの利用証は同種の制度を実施する地域では、どこに行っても利用可能となっています。


栃木県/おもいやり駐車スペースつぎつぎ事業(パーキングパーミット制度)について

http://www.pref.tochigi.lg.jp/e01/welfare/shisetsu/baria/1220246130756.html(こちらをコピーしてアクセスしてください)


 今回、栃木県のホームページを参考にしましたが、各都道府県のホームページをまとめてありますので、詳しくはご自分の地域のホームページをご確認ください。

申請方法や申請時に必要なものなどは各都道府県のホームページをご覧ください。

 

参考までに、栃木県のホームページに書かれているものを引用します。

 

【書く書類】

様式第3号)栃木県おもいやり駐車スペース利用証交付申請書

 

【申請時に持参するもの】

交付対象 持参していただくもの 

・身体障害者の場合 身体障害者手帳

・知的障害者の場合 療育手帳

・精神障害者の場合 精神障害者保健福祉手帳

・要介護高齢者の場合 介護保険被保険者証 

難病患者の場合

特定医療費(指定難病)受給者証、通知書(特定医療費申請結果)、小児慢性特定疾病医療費受給者証、一般特定疾患医療受給者証のいずれか

※慢性関節リウマチ患者の場合は、診断書等

妊産婦の場合 

母子手帳 

傷病人の場合 

身分証明書(運転免許証、健康保険証など)


※栃木県おもいやり駐車スペース利用証交付申請書の医師記入欄に記入がない場合のみ、歩行困難であることを証明した診断書等が必要となります。

 

栃木県/おもいやり駐車スペースつぎつぎ事業(パーキングパーミット制度)について

 

障がい者用駐車スペースどんな人が使えるのか問題のまとめ

車椅子マークだから、車椅子の人だけって思ってしまいがちですが、結構色んな人が対象になっているということを伝えたくてこの記事を書きました。

 

駐車場の中を歩くのだけでも大変ですからね。特に、大型のショッピングセンターなどの利用には。そのことがあるだけで余計に家に籠ってしまう方も多いと思うんですよね。そんな人が増えない為にこういうスペースが用意されているそうですよ。

 

 

全ての県民が積極的に社会参加できるように...と栃木県でも実施しています。

栃木県保健福祉課おもいやり駐車ポスター

http://www.pref.tochigi.lg.jp/e01/welfare/documents/poster.pdf(こちらをコピーしてアクセスしてください)

 

おもいやり駐車スペース利用証を使い始めて早1年経ったのですが、利用したくてもこの利用証を持ってない健康な方が駐車していることが多く、結局入り口から離れたところに駐車することになるので、大変です。

 

何のために作られているスペースなのか、今一度考えて利用してほしいものです。

 

 

Live true to oneself~自分らしく生きる~

初めまして、木ノ下コノキと申します。筆者も難病患者です。 サイトタイトルにもなっている「自分らしく生きる」をテーマに様々な記事を書いていきます。 難病や障害者に関する話や情報を中心にお伝いできればな、と思います。