ヘルプマークとヘルプカード本当に必要だから持ったほうが良いよ!って話。

こんにちは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。

 

 

ヘルプマークとヘルプカードをご存知でしょうか?


先日、私の友人が買い物中に痙攣発作を起こし倒れたのですが、これらを持っていなかった為、周りはパニックになり、本人も話せる状態では無かったので病気の説明など一切出来ないまま救急車で運ばれ、本当に大変だったと本人も話していました。

 

ヘルプカードに至っては、「貰っていたのに書いてなかった。せっかく貰ってたのに活用していなかった」と嘆いていました。

 

だから、使う側も「きちんと持つべきなんだ」と再認識しました。

何かあってからでは遅いですからね。

 

コノキは両方バッグにつけて外出しているので、万が一何かあった時は見てもらえれば対処の仕方など分かるとは思うのですが、ヘルプマーク・ヘルプカードを知っている人がどれほどいるのか...

周囲の人が知っていなければ、これを付けていても意味がないですよね。

 

東京都福祉保健局調べの認知度は現在(2017年3月調べ)、72.1%の方がヘルプマーク・ヘルプカードの存在を知っているのだとか。

意外と高くてビックリです。

 

ところでヘルプカードとはどんなものなのでしょうか。

 

ヘルプマークとは?

義足や人口関節を使用している方、内部障害や難病、妊娠初期さんなど見た目には分かりにくい援助や配慮が必要な人たちが周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるように東京都福祉保健局が作成したものです。

 

 2017年10月現在、東京都以外に京都府、和歌山県、徳島県、青森県、奈良県、福島県、栃木県、神奈川県、大阪府、滋賀県、岐阜県、岡山県、宮城県の一部でヘルプマークを配布しています。

 

※自分の土地で配布していない、自分で貰いに行けないなど、入手が出来ない方は、下記の東京都福祉保健局のホームページからPDFを開き、印刷して作成することが出来ます。

■ ヘルプマーク 東京都福祉保健局

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html(リンクで貼り付けることができないのでコピーしてアクセスしてください)


ヘルプカードとは?

写真見づらくて申し訳ないですが、広げた写真です。裏表あります。

用途はヘルプマークとほぼ同じですが、こちらはカードを持つ者が名前や住所、緊急連絡先、病名、病院名、手助けして欲しいことなど、個人の情報を書いておくカードです。

 

ここに事細かく自分の障害や、手助けが欲しいことなど書いておくことで、発作が起きたり、何か援助や配慮が欲しい時に周囲に知らせるのに必要なカードです。

 

これは、各市役所や区役所などで配布しています。

 

こちらのページから各都道府県のHPに行くことができます。配布場所などを確認してください。

ヘルプマーク・ヘルプカードを使う側のやるべきこと

自分の活動範囲内(家族、学校や会社、美容室、習い事の教室など)の人たちへ、この存在を知ってもらうことが大切です。障害や病気のことをあまり周囲に言いたくないという方もいらっしゃるかとは思いますが、知らせておくことが自分の命を救うことなのだと私は思うのです。

 

実際、私は殆どの友人に伝えてますし、先日もバッグに付けていましたら、美容室で「これってどういう時、どんな風に使えばいいの?言っておいてくれれば、万が一倒れた時に対応できるから」と聞いてくれたので、伝えてきました。理解しようとしてくださる方も沢山います。

 

そして、もちろん外出時は必ず持ち歩くこと。

 

ちょっとそこまで行くだけだから...すぐ戻るから...と、それが命取りになると思うんです。私もたまに「大丈夫かな、すぐそこまでだし」というのが頭をよぎりますが、それがダメなんだな、ていうのが友人のことで分かりました。

 

もしヘルプマーク・ヘルプカードを持った人が倒れたり、援助を必要としている現場に出くわしたら、まずやるべきこと

 私はこんな風にバッグにかけています。黄色のパスケースに入っている物がヘルプカードです。中にはこんな風に付けてない人もいます。ポーチに入れていたり、学生証や社員証などと一緒にしている方もいます。本人が話せる状態なら聞いてみて下さい。

 

・倒れた方や援助を必要としている方がこれを持っていたら、まず開いて下さい。中に発作が起きた時の対処法などが記載されています。

・もし救急車が必要な場合は救急車を呼んで下さい。

・救急車の隊員ならこのカードの存在を知っているので、見せて下さい。

 

これだけでも知っておくと実際に遭遇した時にパニックにならずに対処出来ると思います。

 

見えない障害・難病は見た目にも分からない、気付いて貰えない、だからこそこれらが必要です。

 

 

あなたの助けが必要なんです。

 

 

一人でも多くの方に知って貰えますように。

Live true to oneself~自分らしく生きる~

初めまして、木ノ下コノキと申します。筆者も難病患者です。 サイトタイトルにもなっている「自分らしく生きる」をテーマに様々な記事を書いていきます。 難病や障害者に関する話や情報を中心にお伝いできればな、と思います。